【Vol.6】ayameの生地の秘密 / Writing: Production Control Staff Kenichi
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今回は、ayame商品に使っている生地についてのお話です。
まずは生地になる前、糸の選定について
今回はサステナブル要素も取り入れながら、お客様に着用して心地良い気持を味わっていただける原糸を追求しました。
何種類もの原糸を紡績メーカー様に提案してもらい、その中で原糸の特徴、
機能性、お客様に喜んで頂ける商品を提供することを最優先に考えて原糸
を決定。こだわりの強いayameブランド立ち上げメンバーからは様々な意見が
ありましたが、最終的には優れた消臭機能とソフトな肌触りを兼ね備えた
繊維『Adsep』とコットンの組み合わせになりました。
原糸が決まれば次の工程は編立てへ
三重県にある職人中の職人がいる編立て工場に依頼し、伸縮自在な
ポリウレタンも同時に編立てて、程よいストレッチ感とパワー感を
目指して試作を行いました。
約3000本の針をうまく活かし、求めているものになるまで試作を繰り返し
ました。その都度メンバーや社内の女性社員がモニターを繰り返し、
細々たる微調整を職人の技で対応頂いたことに感謝、感謝です。
編立ては、調整具合によって商品の元となるパターンが変わって
くるため非常に大事な工程で、デザイナーこだわりのストレッチ感、
パワー感に合わせたパターンが完成しました。
最終工程は染色加工
丸編みニット生地の生産国内1位である、和歌山県にある加工会社に
依頼し、原糸の機能性と編立てで微調整したストレッチ感、パワー感を
十分活かせるよう試作を行い、これらを兼ね備えた絶妙な生地が、
プロの技で出来上がりました。コロナの影響で以前のように直接対面での
打ち合わせが出来ないこともあり、生産スケジュールギリギリとなり、
納期での対応でかなり無理を言ってしまいましたが、対応頂いたことに
もまた感謝、感謝です。
今後のayameついて
私たちタカギの行動指針というものに『1本の糸に対する追究心を
もつ』、『お客様にとって心地良い商品作り』というものがあります。
こちらを基本として、更に良いものづくりを目指して邁進していきます
ので、今後の『ayame』にご期待願いたいです。