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【マイトーク】エシカルコンビニ x ayame トークセッション(前編)

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マイトークとは?

ブランドプロデューサーの髙木麻衣が様々な分野で活躍している方とトークセッションを行い、各テーマの理解・考えを深めていきます。「わたしはこう思うな」と、ご自身のお話 “myトーク” に置き換えて、ぜひ一緒に考えてみてください。

 

エシカルコンビニ 早坂奈緒さん x ayameブランドプロデューサー 髙木麻衣 トークセッション 

第1回の今回は、先日阪神梅田本店で開催された、エシカルコンビニディレクター早坂奈緒さんとayameブランドプロデューサー髙木麻衣のトークセッションの模様をお届けします。対談のテーマは【 “Six Talk“ 女性性と未来へのメッセージ 】。6つのテーマの対談を、3回にわたってお送りします。

 

 

▼Six Talk とは? 

早坂さん エシカルコンビニディレクターの早坂です。今日は「女性性と未来へのメッセージ」と題しまして、エシカルコンビニ初のトークイベントを行います。まずは、Six Talkの説明をさせていただきますね。

エシカルコンビニは、独自の 6 個のコンテンツを設けていまして、その 1 つに“エクスペリエンス 気づきの連鎖”というものがあり、そこから生まれたトークセッションです。なぜ6なのかというところもポイントでして、エシカルとかサスティナブルは、目に入ってくる情報だけではなくて、心で感じたりとか自分自身の直感が大事だなって活動していてすごく思ってることなんですね。

なので、五感だけではなくて、目に見えない第六感で感じていただきたいと思っています。では、早速ayameのブランドプロデューサーの髙木麻衣さんとトークセッションを始めていきたいと思います。まずは 1 周年おめでとうございます。

 

髙木 ありがとうございます。

 

 

▼<1>吸水ショーツの誕生秘話

早坂さん 去年の7月ですね、素敵なショーツに出会って衝撃を受けたんですけど、誕生秘話をお教えいただけますか。

 

髙木 2022年で創業してから92年になったんですけれども、“温故知新”というキーワードと、最近よく言われるSDGs、この2つの観点から生まれたブランドなんです。 92年前の創業当時から、生理帯といわれるサニタリーショーツの前身のショーツを含めた女性の肌着を作っていました。創業してから少しして、アンネナプキンというナプキンが社会に衝撃を与えたんですけど、それが登場したタイミングで、私の祖母が「これを機にサニタリーショーツの専業になろう」という踏み切った選択しまして。その当時から、サニタリーショーツの糸・生地の開発からこだわって、着心地のいいパターンを作る、それに合う生地を作る、じゃあ糸はどれがいいのか?と、糸の開発からずっとこだわってきたんですね。

そういう歴史があることを私も知っていて、なおかつ、歴史を知ってる人たちからいろんな話を聞いて、祖母から私に繋げていきたいという信念があったので、「現代に合うサニタリーショーツを作りたい」というのが始めたきっかけですね。

昨今よく聞くSDGs。企業として社会に貢献できることをやっていきたい。良いものを作っているから結果長く使えて、ゴミを減らすという意味では会社の根本がSDGsだよね、というところはあるんですけど、時代に合わせてわかりやすくやっていきたい、従業員にも意識してほしいというのもあって、社内でSDGsプロジェクトを発足しました。そのなかで、先ほどの歴史と繋ぎ合わせてできたのが、“吸水ショーツ”であり、現代版のサニタリーショーツです。

祖母の名前が ”あやめ” なので、創業当時の祖母の思いを現代に繋げたいという思いがあって、ブランドの名前は “ayame” に。海外に向けても日本のものづくりの良さを発信していきたいと、英字にしました。「タカギだからこそできるものをしようよ」という思いでできたのが、このブランドであり、吸水ショーツです。

 

早坂さん 素晴らしいですね。創業92年と聞くだけで、どれだけパイオニアなのかということをすごく感じました。実は私も、もう 9 年前になるのですが、前職が布ナプキンの会社にいまして、その当時は、吸水ショーツを自分も履きたいなとか、色がいいとか、履き心地とかを含めて、まったくなかった。意識もここまで広がることが想像できなかったんですよね。それが約10年経って、ayameさんに出会えたんですが、もう何て言うんでしょうか、「あ、きた!」と。さっきSix Talkの6って言いましたけど、直感と心が動かされたんですよね。

 

 

▼<2>ayameのカラーの決め方、形などのこだわり

早坂さん 特徴の1つとして、カラーバリエーションだったり、ネーミングも素晴らしいんです。絶妙なニュアンスカラーって言ったらいいんですかね。その決め方とかのポイントはありますか?

 

髙木 落ち着いた色にしたいというのが元々あったんですね。大人の女性に向けた商品を作りたいと思っていたので。SDGsへの考えや心の余裕があって、自分のホルモンと向き合える年齢をターゲットにしたくて、年齢層が大人な女性ということで、炭がかった色にしたいというのが根本にありました。

そして、吸水ショーツは特定のときだけのイメージなんですけど、そうじゃなくて、365日履けるショーツというのを商品コンセプトにしていて。だったら、真っ黒とか発色のいい色より、優しい色にしたいなっていうのがあって、履いて気持ちが上がる「今日も頑張ろう!」って思えるようなカラーバリエーションにしました。

アヤメはお花の名前だし会社の色でもあったので、”アヤメ”色というピンクと紫を混ぜた色を選びました。そこから、葉っぱや茎の部分は緑なので、”アロエ”と、この2色でアヤメのお花を連想しています。そして、最初は黒も入ってたんですけど、どうしても黒を選びたくなくて。黒よりもトーンを明るくしたチャコールの”スス”。この3色を最初に展開しました。

1 周年のタイミングで色を増やすこととなり、カラダを温めることをイメージして赤系の色を入れ、”ヒイロ”という名前にしました。

 

早坂さん 色は直感ですか?例えばブルーだったりとかもあったと思います。カラーもトーンがいろいろあると思うんですが、髙木さんの直感ですか?

 

髙木 「こういう色をしたい」というのは最初に言います。でも色って本当にたくさんあるので、だいたいの色は決めるんですけど、ayameはSDGsプロジェクトで社内のメンバーが集ってやっていて、みんなに決めてもらうのも大事なことなので、ディスカッションします。でも、結構「これがいいよね」っていうのがみんな同じで!目指すところが一緒なので、ちゃんと共感して選べています。

 

こだわりのカラーセレクト

 

早坂さん 3型あると思いますが、型へのこだわりだったり、機能のこだわりはありますか?

 

髙木 私の中でハイウエストはマストでした。カラダをあたためたい、安心したいっていうのがあったので。スタンダードは履きやすく、365日の中でどんなシーンでもどんな体調のときでも履けるので、 この2 つはマスト。ショートの案は最初出てなかったんです。でも、プロジェクトのみんなで、どんなことをしようかと話していたときに、「365日履くんだったら、いろんな選択肢がある方がいいよね」ということでこの3型に。365日履けることを意識して選びました。

 

吸水ショーツを作るって、実はショーツ業界の中では結構な冒険なんです!衛生面が一番重要なところになってくるので。衛生的にどうなのかが、デビューする何年も前からあって、作りたいけどなかなか難しい。そして、100%良いものを作ってからじゃないと世に出せないという会社だったんですけど、この企業体質も変えたくて。衛生面を重視した結果、着脱式になりました。そのままショーツ1枚でも使えるし、中のパッドを出し入れできる。着脱しやすいようにポケットの部分をここにつけよう、後ろに引っ張り出せるためのポケットをつけようとか、女性として一番デリケートな部分だからこそ衛生面を気遣って、このスタイルになりました

 

早坂さん 実はこのトーンセッションが始まる前に、ざっくばらんトークを既に 1 時間繰り広げてきたんですけど、その時に少しうかがった、中の部分の厚みだったり、メッシュになるまでのエピソードを詳しくうかがいたいです。

 

髙木 一番最初に決まっていたのは、着脱式であること。着脱式で、どういう生地を使おうとか、どういう形にするのがいいのかを議論して、社内でもモニターをたくさん集って、何度も何度もモニターをしてチェックしました。さっき早坂さんから「もっと薄くていいよ」というお話があったんですけど、逆に、最初はもっと厚いものを作ってたんですよ。着脱に決まっていたにも関わらず、 1 枚で済ませたい欲が出ちゃって、それを1度トライしたんです。そうすると今度、そもそも着脱でやろうとしていたことが実現できなくなっちゃったんですね。メッシュの縫い目のところに、水分が渡って中のパッドに落ちるんですけど、つたわらなくって1 枚で吸収しちゃって、それがかえって着心地を悪くしてしまう。そういうことがあったので、不織布をつけるかとか、メッシュ、色味をどうしようとかを、何度も何度も試作を繰り返して、現時点ではこれが一番いいよねとたどり着いたのがこの厚みであり、この構造なんです。ただ、先ほど言っていただいたので、もう一度どうするのがいいのか、社内に持ち帰ります!

 

早坂さん 私が9年前から布ナプキンで過ごしているなかで、自分の中では割と経血をコントロールできる感じなので、1枚で履いたときとかに、この厚みいらないなっていうところからの発想だったんで。ぜんぜん自分本位の感想だったんですよ(笑)この厚みに関しても、ここまで至った経緯とかを聞いたら、なるほどなって逆に納得できたんで、そういう意見もあるんだなって聞いていただけたら。

 

髙木 メーカーのプライベートブランドなので、ものづくりにしっかり落とし込めるというのは、すごい強みなんですね。こうやって直で声を聞いて「こういう風にして欲しいんだよね」と言われると、自社でやってるからこそすぐに落とし込めるんです。すごくそれはメリットだと思うんですよね。他社にお願いしてたらできないことだと思うので。

 

早坂さん そういうディスカッションができると、またモチベーションも違ってきますよね。

 

髙木 一番の強みなので、ちゃんと持ち帰って検討させていただきます。

 

早坂さん ありがとうございます。実際、今日はハイウエストを履いてるんですけど、履き心地も良く、肌触りも抜群だなと思っていて、そのあたりのこだわりってどうですか?

 

髙木 ショーツのパターンが引けるとかもあるんですけど、糸・生地から自社の管理の中でものづくりを進めるっていうのは、タカギという会社のなかでも語らずにはいられないところなんですね。

ショーツになった時にどういうものができるか逆算して、その生地を開発していく。生地で買えばいろんな種類のものがあるんです。けれども、こういうショーツを作りたいから、オリジナルの思いの詰まった生地を作る。ayameも、綿100%のものがいいかな、スパンデックスというサニタリーショーツに多い生地にしようかとか、SDGsを意識して再生繊維を入れて、着心地のいい混率を探って、マニアックな話になるんですけど、どういう編み目でつなぎをどうするのか‥というのを何度も何度も試作して作っています。再生繊維を入れたことが、柔らかさにつながっています

 

早坂さん 締め付けないっていうところが、やっぱり重要だなって思いますね。履いてて苦しくないんですよね。だから 365 日履けるなって。

 

髙木 そうですね。縫い目を極限まで減らしたりだとか。あとはゴムをできる限り使用していません。立ったり座ったりを繰り返すと鼠径部に食い込んでしまうので、そこの部分にゴムを使用せずに、シームを中に折り返すことで、肌にあたらないという特徴がありますね。

 

早坂さん そうですね。見てもわかりますように、縫い目が外に出てるんですよね。肌にあたらないってことは、跡がつかないと言ったらいいですかね?むくんできたりとかすると、しっかり跡がつくんですけど、それが一切ない。お肌の弱い方も大丈夫じゃないかなと私は思いますね。

 

髙木 1番デリケートなタイミング、周期があると思うので、そういう時にだからこそより肌に優しいものを。365日履きたいと思えるショーツを目指していきたいと思っています。まだまだ改善はできると思うんですけど、いいものができたと自負しています。

 

早坂さん ウエストと鼠径部の締め付けがないんですよね。サニタリーショーツってギュッと締め付けるものが多いと思うんですけど、こういう開発のもと出来上がった、現時点でベストな状態だなっていうのがすごいわかります。

 

肌にあたりにくい裏目仕様

 

 <中編に続く>

 

 

前編では、ayameの誕生秘話やカラー、現在の形に至るまでのお話をお届けしました。次回は、いよいよメインテーマ“女性性”のお話です!どうぞお楽しみに。

 

 

▶【あやめ日記】エシカルコンビニ 早坂奈緒さん x ayameブランドプロデューサー 髙木麻衣 トークセッション(中編)は、4月29日(金)公開予定

▶【あやめ日記】エシカルコンビニ 早坂奈緒さん x ayameブランドプロデューサー 髙木麻衣 トークセッション(後編)は、5月6日(金)公開予定

 

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